できるだけ苦痛の少ない検査を常に心がけております。鎮静剤などの使用に関しましては、患者さまのご要望に沿って決定いたします。リラックスして検査を受けていただけるよう、専用のトイレ付き個室を設けるなど環境づくりにも配慮しております。
ご注意事項
- 組織の検査を行うことがありますので、抗凝固剤・抗血小板剤(血液をサラサラにするお薬)の内服があれば、かかりつけ医に内服中止が可能かどうかを予めご相談ください。
- 鎮静下(眠った状態)での検査をご希望の場合、検査終了後1時間程度は休んでいただきます。検査後の運転は危険を伴う場合がありますので極力お控えください。
- 歯科で局所麻酔薬を使用した際に気持ちが悪くなったことがある方、薬のアレルギーやアルコール過敏症などが疑われる方は、事前に医師・看護師にご相談ください。
胃カメラについて
- 当院では直径5.9mmの鼻から入れるカメラと直径9.9mmの口から入れるカメラの2種類を採用しております。
口からカメラを挿入する検査が一般的ではありますが、患者さまのご要望に応じて、鼻から挿入する胃カメラを行うことも可能です。それぞれにメリットとデメリットがありますので、悩まれる方はお気軽にご相談ください。 - ご要望に応じて、静脈麻酔薬を使用して鎮静下(眠った状態)で胃カメラを行うこともできます。
- 検査当日に必要に応じてピロリ菌の検査を行うことができます。
- 精査が必要な場合は生検による病理組織学的検査を行います。
胃カメラを受けられる方へ
胃カメラは、原則として午前中に行っております。検査を受けられる際は、前日の夜9時までに夕食を済ませてください。それ以後は飮水(水・お茶)のみとし、当日の朝は絶食でお越しください。定期内服薬(いつも飲まれているお薬)がある方は、内服についての注意事項がありますので、事前にご相談ください。
ご予約について
予約状況の確認や、検査についての説明などがありますので、できるだけ検査の前日までにご予約をお願いしておりますが、初診での胃カメラをご希望の方は、検査を受けていただける状態に準備できていれば、随時検査を受け付けております。
※診療状況によっては当日の急な検査をお受けできない場合もありますことをご了承ください。
大腸カメラについて
- 直径11.8mmの細長く軟らかいカメラを肛門から入れて、大腸全体(状況により小腸の一部まで)を観察します。
- 検査中に病変が発見された場合、必要に応じて病理検査や大腸ポリープ切除術(日帰り手術)も行います。入院での切除が必要な場合は、関連施設を紹介いたします。
- 通常15分程度で終わる検査ですが、ポリープ切除には多少時間がかかることもあります。
- 腸管が非常に長い方や手術の既往などで腸管に高度の癒着がある方は、内視鏡の挿入が困難な場合もあります。
大腸カメラを受けられる方へ
検査前日から、検査に向けた準備をしていただくため、大腸カメラは完全予約制です。検査をご希望の方は、事前に受診をお願いいたします。
大腸カメラの流れ
- 検査前日
- 検査食(3食分)を食べていただき、夕方に自宅で下剤を飲んでいただきます。
- 検査当日
- 8時半頃に来院していただき、クリニック内の内視鏡控室(トイレ付き個室)で下剤を内服していただきます。
前処置が整いましたら、12時頃より検査を行います。(自宅での下剤内服を希望される場合はご相談ください。) - 検査中
- ご希望に応じて鎮静剤や鎮痛剤などを投与して検査を行います。検査後のお腹の張りを軽減するため、送気には粘膜から吸収されやすい二酸化炭素を使用しております。
- 検査後
- 検査後1時間ほど点滴をしながら休んでいただきます。ポリープ切除をした際は点滴時間が長くなる場合があります。